LETTER PRESS CLOCK アテ(能登ヒバ)/楮(こうぞ)
素材: 能登 二行和紙
印刷: 金沢 尚栄堂
サイズ: W156×H156×D30mm
5,500円(税別)
LETTER PRESS CLOCK は能登の手漉き和紙を使用し、活字で組んだ活版印刷によって時計の文字盤を印刷した、
時計の文字盤という、紙一枚の製作に手間と時間をかけ、その文字盤自体が手をかけられた時を表すとも言える掛け時計です。
茶色い紙はアテ(能登ヒバ)という能登特有の木の皮を漉き込んで製作した手漉き和紙。
白い紙は楮(こうぞ)という古くから和紙の材料として使用されてきた植物を材料とした手漉き和紙を使用しています。
能登で昔から手漉き和紙を漉いている、三井の遠見さんに漉いていただきました。
印刷は金沢の活版印刷屋さん、尚栄堂さんにお願いしました。
活字で組んだ文字盤の版。
パソコンでデザインした数字から樹脂板を作ることもできますが、
今回はあえて、活字を組んで製作していただきました。
物としての重量を持つ活字にインクをのせて、紙の繊維にプレスして出来上がる凹凸とインクの風合いは、
樹脂板と活字とでもなんとなく風合いが違うのだそうです。
金属の活字の方が字の輪郭、エッジが微妙に立つので、はっきりと見えて見やすいのだそうです。
組んだ活字を印刷機にセット。
刷り上がった時計の文字盤。
柔らかい和紙にプレスされた文字が僅かに沈んでいる。
その微妙なエッジの膨らみが目にやさしく、それでいてしっかりと一個一個の数字を主張しています。
箱に載せる時計のタイトルの文字も印刷していただきました。
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