ダイニングテーブル
材料:鹿子(かご)の木
size: 2200 x 1300 h: 700
製作:田子豊
材料:鹿子(かご)の木
size: 2200 x 1300 h: 700
製作:田子豊
大きな三本脚のダイニングテーブルです。
打ち合わせから納品までおよそ5ヶ月、デザイナー以上にこだわりを持ったお客さんのSさんと綿密なやり取りをしたお陰で特別なテーブルが出来上がりました。
いくつかの材木屋さんを探して巡り合った、鹿子(かご)の木という珍しい材。
材木屋さんも職人さんも取り扱うのは初めてといっていましたが、この3m以上の材が2枚あったことでこれだけ大きいテーブルを脚まで共材でつくりあげることができました。
楠に似た木目と色合いだと職人さんは言っていました。
削ってみると独特のいい匂い、杢目もとても奇麗です。
うちの子と同い年くらいのお子様がいるお宅ということで、
(テーブルの高さがちょうど子供の顔の位置にくるので、うちの子はよく頭をぶつけています。)
テーブルの縁はかなり大きいRをとっています。
そのせいで全体の感じもとてもやわらかい雰囲気になりました。
特別大きい一本脚、テーブルの反りをとめるための蟻桟が脚を貫通するようなデザインです。
この太い脚のお陰で空間に安心感が生まれています。
天面に一カ所ウォルナットでした埋木、この形はテーブルの形をそのまま小さくしたもの。
納品が終わってスーパーレッジェーラの座り心地を確かめている職人の田子さん。
このテーブル、200Kgを超す重さのため家の中に運びこむのに一苦労でしたが、無事設置することができました。
ちなみにこの椅子はわずか1.3Kg、座ると背もたれが1cm以上たわむのが感じられます。
極めて細い構造材が全体で持ち合って重量を支えるように考えられているすごい椅子。
2枚で接いだひろーい天面。
思いっきり落書きもできますよ。
おしゃれなコーヒーカップ。
様々な椅子をお持ちのSさん。スペース的にはまだまだ余裕がある感じです。
この後モーエンセンのシェーカーチェアもこの中に仲間入りしたとか・・
様々な個性の椅子達ですが不思議とテーブルも含めて違和感がないようですね。