2010年2月27日

薪作り

_0013515.jpg

某キャンプ場管理人さんから電話があり、キャンプ場内の木を枝打ちしたんだけどいる?とのお言葉。
ありがたく頂戴しますと昨日の小春日和の中、軽トラにチェーンソーを積んでキャンプ場に駆けつけました。
薪にするには最高のサクラ、ケヤキの広葉樹。焚き付け用にポプラも少しとチェーンソーで切りまくり、1時間もしないうちに軽トラは一杯になり私の腰と腕もちょうどギブアップ。

しかしこの太さなら次の冬までには十分乾燥して、いい薪になってくれそうです。






_0013406.jpg

広いようで狭い能登島。
仕事に飽きるとふらっと散歩にでます。
その中でもお決まりのコースになっている独歩炎さんに今日も寄ってみました。
陶芸家藤井さん夫妻の作品が日に日に入れ替わり、出来上がっていくのを見るのがとても楽しみです。

この壷、藤井さんの頭の中を映すかのような複雑怪奇な模様が描かれておりました。
複雑なもの、手の込んだものを好んで作る藤井さんの作品には、何においても分かりやすい物が求められる今の世の中の風潮には合致しないけれども、複雑なものだけが表現できる生命体のような、ある種の高次の美しさ、もしくは"分け分からなさ"が宿っているように感じます。





2010年2月21日

_0013385.jpg

大家さんに鱈を一本頂きました。
ここ数年は希少だった鱈、今年は大量だそうです。

鱈は捨てる部位がなく、頭から、目ん玉、胃袋、肝臓、真子すべて食べ尽くします。
でもさすがにこの大きさだと鍋だけでは飽きるのでいろいろと試してみましたが、
詳細はこちらででも・・

_0013413.jpg

僕のお気に入りは昆布締め。
そして昆布締めに合う酒といえば雪中梅。
刺身に移った昆布の香りと、酒の香りが同じ濃度で体に溶けていくようです。

鱈は捌くのがめちゃくちゃ大変でしたが報われた感じです。


100218_ariel.jpg

先月末、東京に行く用事ができた時にちょうどアリエルのコンサートに行くことができた。
アリエル・アッセルボーンはアルゼンチン・フォルクローレをギターと歌で演奏するミュージシャン。一昨年に行われた、七尾鳥居醤油店での醤油蔵で、つのだたかしさんとの共演を見る機会があった。
その時は蔵という限られたスペースでのコンサート、目の前で生の演奏を聴くことができた至福の時間だった。打って変わって東京での400人を収容するホールでの演奏は超満員、それでも一人変わらずアルゼンチンの風景を謳うアリエルの歌声は相変わらずすばらしかった。
故郷から遠く東京に住んでアルゼンチンの風と大地の歌を歌うアリエルの表情はいつもどこか寂しげ。コンサート後に挨拶をすると能登でのことをとても懐かしがってくれた。是非能登でまたアリエルの歌声を聴きたいです。鳥居さんお願いします!













ちょっと前からツイッターを試みています。

http://twitter.com/narayuu

最初は全く分からなかったがふとした時に面白いと思いました。

140文字という限られた文字数が以外と多いということ。誰かに何かを言おうと思ったときに140文字で足りないということはまずあり得ない。日本語の場合、欧文と比較して伝えるための文字数が少なくてすむので、表音文字文化圏よりも内容の濃い(?)話がなされるのだろうか。

デザイナーの原研哉さんもつぶやいているのを発見。
原さんにはかつてシャチハタのコンペで原賞を頂いた経緯もあってちょっと身近に感じています(かってに)。
何だか原さんが誰かとしゃべっているのを横で立ち聞きしているような気分です。
原さんだけでなく、なんだかがやがやしたカフェの中でいろんな声が聞こえてくるような。

R0011750.jpg

そう思ったら何だかイタリアを思い出しました。

イタリア語がようやく片言しゃべれるくらいの頃、ヴェネツィアの小道を友人と話しながら歩いていた時に前から女の人が歩いてきました。
珍しく僕の方がなにかを友人に力説していたのですが、女の人がすれ違い様にこちらの話に突然割り込んできました。

「si. si. te lo faccio io.」
(「はい、はい、それ私がやってあげるわよ」)

僕は唖然として立ち止まったのですが、女の人はニヤッと笑って構わずに行ってしまいました。
そして僕の友人もニヤニヤ笑っています。
彼が言うにはこの言葉のフレーズは通りがかりに相手の話に入る遊びの常套句だということでした。
話の内容は分からなくてもすれ違い様にタイミングよくこの言葉を発するとまるでいままで会話していたかのようにその場のやり取りが成立してしまうのです。そんな遊びって・・

それ以降、気をつけると確かにたまにそういう場面に出くわします。
そんな一瞬だけじゃなくてもカフェやバーでは隣の話に入り込むのも日常茶飯事。
イタリア人は言葉のやり取りを日本人以上に楽しんでいるなあと思っていました。

そんなイタリア人にとってツイッターはどんなツールになるのか。
リアルなおしゃべりで埋め尽くされているイタリア人の日常にネット上のつぶやきがどこまで浸透するのか興味があります・・


R0010561.jpg

ヴェネツィア住民のたまり場カンポ(広場)サンタマルゲリータ。
真冬でも晴れた日は必ず人が集まってきます。

R0012826.jpg

こんな写真も。
セリエAの試合をバール(喫茶店)の軒先でみんなで観戦。
こんなちっちゃいテレビなのに?!
帽子をかぶっているのはゴンドリエレ(ゴンドラ漕ぎ)・・仕事は?

R0012828.jpg

こちらはワールドカップの時だっただろうか・・
運河で行き止まりの小道をサロンに変貌させています。
そしていつものちっちゃいブラウン管のテレビ。
そんなの関係なく怖いくらいこの後盛り上がりました。






前の5件 73  74  75  76  77  78  79  80  81  82  83