ちょっと前からツイッターを試みています。
http://twitter.com/narayuu最初は全く分からなかったがふとした時に面白いと思いました。
140文字という限られた文字数が以外と多いということ。誰かに何かを言おうと思ったときに140文字で足りないということはまずあり得ない。日本語の場合、欧文と比較して伝えるための文字数が少なくてすむので、表音文字文化圏よりも内容の濃い(?)話がなされるのだろうか。
デザイナーの原研哉さんもつぶやいているのを発見。
原さんにはかつてシャチハタのコンペで原賞を頂いた経緯もあってちょっと身近に感じています(かってに)。
何だか原さんが誰かとしゃべっているのを横で立ち聞きしているような気分です。
原さんだけでなく、なんだかがやがやしたカフェの中でいろんな声が聞こえてくるような。
そう思ったら何だかイタリアを思い出しました。
イタリア語がようやく片言しゃべれるくらいの頃、ヴェネツィアの小道を友人と話しながら歩いていた時に前から女の人が歩いてきました。
珍しく僕の方がなにかを友人に力説していたのですが、女の人がすれ違い様にこちらの話に突然割り込んできました。
「si. si. te lo faccio io.」
(「はい、はい、それ私がやってあげるわよ」)
僕は唖然として立ち止まったのですが、女の人はニヤッと笑って構わずに行ってしまいました。
そして僕の友人もニヤニヤ笑っています。
彼が言うにはこの言葉のフレーズは通りがかりに相手の話に入る遊びの常套句だということでした。
話の内容は分からなくてもすれ違い様にタイミングよくこの言葉を発するとまるでいままで会話していたかのようにその場のやり取りが成立してしまうのです。そんな遊びって・・
それ以降、気をつけると確かにたまにそういう場面に出くわします。
そんな一瞬だけじゃなくてもカフェやバーでは隣の話に入り込むのも日常茶飯事。
イタリア人は言葉のやり取りを日本人以上に楽しんでいるなあと思っていました。
そんなイタリア人にとってツイッターはどんなツールになるのか。
リアルなおしゃべりで埋め尽くされているイタリア人の日常にネット上のつぶやきがどこまで浸透するのか興味があります・・
ヴェネツィア住民のたまり場カンポ(広場)サンタマルゲリータ。
真冬でも晴れた日は必ず人が集まってきます。
こんな写真も。
セリエAの試合をバール(喫茶店)の軒先でみんなで観戦。
こんなちっちゃいテレビなのに?!
帽子をかぶっているのはゴンドリエレ(ゴンドラ漕ぎ)・・仕事は?
こちらはワールドカップの時だっただろうか・・
運河で行き止まりの小道をサロンに変貌させています。
そしていつものちっちゃいブラウン管のテレビ。
そんなの関係なく怖いくらいこの後盛り上がりました。