2011年1月30日

SHIROKANEの展示会

SHIROKANE ぐい呑み

富山県の金属鋳物メーカーである高田製作所のテーブルウェアブランド、「SHIROKANE」の展示会が下記の場所日時で行われます。

1. インターナショナルギフトショー
日時:2/2,3,4 10:00~18:00(最終日はは16:00まで)
場所:東京ビッグサイト 高岡地域地場産業センターブース
東4ホール4081~4083, 4122~4124

2. 高岡ippinセレクト 東京青山Rinショップ
日時:2/17,18,19 11:00~18:00
場所:東京青山Rinショップ3階スペース 入場無料

3. NIPPON MONO ICHI ー第6回 和のある暮らしのカタチ展ー
日時:2/18,19.20 10:00~18:00(最終日は17:00まで)
場所:東京国際フォーラム B1ギャラリー ブースNo.30 入場無料

能登デザイン室でデザインさせて頂いた錫の冷酒器、
片口とぐい呑みのシリーズ「HIRO, NOBI」が出展される予定です。




ご好評を頂いている"notodesign iphone case"のナチュラルと新色ホワイトの使用経過の写真を更新しました。

notodesign iphone case 革ケース

ナチュラル(ヌメ革)使用後6ヶ月の色合いです。
なかなかいい感じに色が濃くなり、艶が出ています。
いままでは若干汚れていくという感じでしたがこのあたりがターニングポイント。
これからの色の変化とツヤ具合はどんどん味になっていくという感じです。
その変化は持つ人によって様々。自分色に染まっていくケースにさらに愛着がわきますね。

notodesign iphone case 革ケース

そしてこちら新色のホワイト3ヶ月熟成。
もっと汚れが付くと予想していたのですが、思った程ではありませんでした。
しかしホワイトも野球の硬式ボールのように黄なりがかっていく風合いがいい感じです。
購入を検討中の方、参考にしてください。

革職人aikoさんのブログも要チェック。
http://blog.aikonokawa.jp/




昨年の秋、氷見の料理旅館「はしもと屋」の若女将から、HPでトイレのピクトサインを見たということでメールを頂きました。丁度旅館の水廻りを改装中でトイレのサインを探していたところ、たまたま目に停めて頂けたようです。

その後ピクトサインを納めさせて頂き、工事は無事終了して11月から新装開店をされていたのですが、先日、ちょうど自分の誕生祝いということで、妻の提案で家族で泊まりに行こうということにあいなりました。

僕と同年代の、懐石料理を修行してきたという、料理人で4代目の若旦那と若女将と女将の、家族で営む料理旅館です。
氷見というと、なまじ近いがためにあえて泊まりに行く機会もなかったのですが、実際に行ってみると、同じ富山湾とはいえ微妙に魚も違い、海藻の名前も違いました。

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先付けだけでも・・
バイ貝、〆サバの押し寿司、牡蠣とナマコの酢の物+名前を忘れた海藻、サワラ湯葉巻きとゲンゲ(深海魚)の揚げ物、ふとう(ぶり?の胃袋)、ブリの内蔵、イカのゴロ(内蔵)、山クラゲ?、氷見の新鮮な材料に料理人の腕がプラスされると凄いです。

氷見のブリ

さらに刺身。
ひらめ、メバチマグロ、イカ、アジ、甘エビ、バイ貝、そしてブリ。
写真では大きさがいまいち分かりませんが上のヒラメ、40センチはありました・・
この季節、氷見で食べるブリは格別です。

他にも氷見牛等頂いたのですが、酒の都合で写真は撮られておらず・・

さて次の日の朝、
雪が降る氷点下の中、若旦那に氷見の漁港に連れて行ってもらいました。

氷見漁港 ブリ

期待どおりのシーン。港にあがったばかりのブリが並べられていました。

氷見漁港 ブリ

揚げられたばかりのブリ、触ってみると身はとても柔らか。

氷見漁港 ブリ

しばらくして始まったブリの競り。
寒いのも忘れて見入ってしまいました。

旅館に帰っての朝風呂も格別でした。

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旅館の部屋やお風呂から見える富山湾の景色。
晴れた日は新潟との県境、立山連峰が目の前に見えるらしいのですが、あいにくの天気でした。いつもの日本海の風景。

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そうそう、こちらが無事取り付けられていたトイレのサイン。

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こちらは男子。
割と人気があるようです。

いい経験をさせて頂くことができて、偶然見つけて頂いたご縁に感謝です。
氷見に行こうという方、料理旅館「はしもと屋」さんがお薦めです。
そしてこの寒い冬の季節が、美味しいものを食べるには絶対お薦め。




現在doppoの藤井さんと開発中のパスタ皿です。

陶磁器 Doppo 独歩炎 パスタ皿

何の変哲もないお皿なのですが・・藤井さんが作るとなぜかとてもかっこいいのです。
手づくりの陶器はいくら図面でラインを厳密に描いても最終的には作り手の加減一つでモノの印象はすべて変わってしまうと思います。
さらにそのお皿の形もありきたり、となれば僕は何をしたんだろうとも思うのですが・・ようは欲しいお皿ができたらいいのです。

ここからさらに釉薬をかけて白と黒の2種類のお皿をつくります。
まだ焼いていないのでサイズは15%ほど大きいお皿、できあがりイメージは、まだ全然分かりません・・
焼き上がりが楽しみです。




2011年1月21日

山中

漆器の産地山中は大島東太郎商店の商品ご飯木椀、そのシリーズに加える汁碗とぐい呑みを制作するために山中に行ってきました。
木取りから、木地の制作、漆塗り、螺鈿等の加飾まで、すべてが分業となっているのはそのあまりの行程の多さ故です。
それぞれの行程に専門の職人さんがいて、それぞれの高い技術の積み重ねによって一つの道具が完成するという事実を、頭では分かっていたのですが、実際に目の当たりにしてみると、こんな生産システムを完成させてきた日本の漆器の産地のすごさを改めて感じずにはおれませんでした。

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木取りの荒取りを行う職人さん。
輪切りになった丸太から決まったサイズのお椀をどの位置で何個とることができるか、その最適な場所を瞬時に判断して位置決めをしていきます。

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轆轤(ろくろ)を使ってお椀の形状を挽く職人さん、その形状や大きさによっても得意とするところが様々、ぐい呑みは今回小さい物を挽くのが得意な職人さんに作って頂きました。
細かい部分の形状のニュアンスは図面だけの指示では伝わりません。
職人さんの横からちょっかいを出して修正を繰り返します。

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微妙な修正を繰り返した際にできた削り節のようなかす。
今回完成したモデルを元に量産分を何百個と同じ形に削って頂きます。
機械の型で一瞬に出来上がるプラスチックの製品とは訳が違います
この後塗装の行程に行くのですが今回はこれまで・・
完成品の発表をお楽しみに。

案内して頂いた大島東太郎商店の太郎さん、どうもありがとうございました。
(太郎さんの写真を撮るのを忘れました・・次回是非)



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