休日の午後、「のて」の会場だったWeランドの芝生広場に家族でピクニックに行ってきました。
イベント当日あれだけ賑わった芝生広場も今はとても静か。
再度芝を刈られたばかりの広場はちょっと寒々しい、秋の気配を漂わせていました。
キャンプ場の管理人さんに、芝生広場の隅っこにあるドングリの木を教えられて、喜んで拾い続ける息子。
そこらじゅうにどんぐり拾い放題でした。
上を見ると確かにドングリが帽子を冠った状態で木になっています。
そこでちょっとした疑問が・・ドングリの木っていったい何の木でしょう?
建築や家具の材料でドングリの木なんて聞いたことないし、
多分ある種の木の実のことをドングリと呼んでいるのかなとも思いつつ。
気になったので調べてみました。
ゲッチョ先生の本「ドングリの謎」によると、
生物学関係の本でもドングリの定義には書かれている内容にはばらつきがあるらしい、
その中でも共通していることは「ブナ科の植物のつける実または種子」という点。
とはいえ、ブナ科の植物の中に含まれる「属」をみると、 コナラ属、マテバシイ属、シイ属、クリ属、ブナ属、こんな具合。
そして家具材としてもお馴染みのナラとカシは別の属かと思いきやどちらもコナラ属に入れられている。
ちなみにナラは落葉樹でカシは常緑樹。これらすべての実をドングリと呼んでいいのだろうか?という疑問は拭えません。
ゲッチョ先生はさらにドングリの定義を探るべく日本の古典にもあたっている。
江戸時代に書かれた「大和本草」によればクヌギには4種類あり、「大ナラ」、「小ナラ」実がマテバシイに似ていてドングリと言う、「ナラガシワ」「アベマキ」。これらは現代の植物学でコナラ属コナラ亜属に分類されるものとほぼ同じらしい。そして同じく江戸時代「物類称呼」ではコナラの実をドングリと言う、とあるそう。
先生の推理はここで止まらず、コナラが「小ナラ」でそれに対して「大ナラ」(クヌギ)という比較対象物があったということから・・ということに始まり、ドングリの名の由来に迫っていきます。
ところで息子が拾っているWeランドのドングリの木は、
葉っぱとドングリの形から察するに最もポピュラーなドングリ、コナラのドングリだと思われます。
なんだか余計謎は深まった気がしなくもありませんが・・
ドングリの謎―拾って、食べて、考えた
物類称呼 (岩波文庫)
イベント当日あれだけ賑わった芝生広場も今はとても静か。
再度芝を刈られたばかりの広場はちょっと寒々しい、秋の気配を漂わせていました。
キャンプ場の管理人さんに、芝生広場の隅っこにあるドングリの木を教えられて、喜んで拾い続ける息子。
そこらじゅうにどんぐり拾い放題でした。
上を見ると確かにドングリが帽子を冠った状態で木になっています。
そこでちょっとした疑問が・・ドングリの木っていったい何の木でしょう?
建築や家具の材料でドングリの木なんて聞いたことないし、
多分ある種の木の実のことをドングリと呼んでいるのかなとも思いつつ。
気になったので調べてみました。
ゲッチョ先生の本「ドングリの謎」によると、
生物学関係の本でもドングリの定義には書かれている内容にはばらつきがあるらしい、
その中でも共通していることは「ブナ科の植物のつける実または種子」という点。
とはいえ、ブナ科の植物の中に含まれる「属」をみると、 コナラ属、マテバシイ属、シイ属、クリ属、ブナ属、こんな具合。
そして家具材としてもお馴染みのナラとカシは別の属かと思いきやどちらもコナラ属に入れられている。
ちなみにナラは落葉樹でカシは常緑樹。これらすべての実をドングリと呼んでいいのだろうか?という疑問は拭えません。
ゲッチョ先生はさらにドングリの定義を探るべく日本の古典にもあたっている。
江戸時代に書かれた「大和本草」によればクヌギには4種類あり、「大ナラ」、「小ナラ」実がマテバシイに似ていてドングリと言う、「ナラガシワ」「アベマキ」。これらは現代の植物学でコナラ属コナラ亜属に分類されるものとほぼ同じらしい。そして同じく江戸時代「物類称呼」ではコナラの実をドングリと言う、とあるそう。
先生の推理はここで止まらず、コナラが「小ナラ」でそれに対して「大ナラ」(クヌギ)という比較対象物があったということから・・ということに始まり、ドングリの名の由来に迫っていきます。
ところで息子が拾っているWeランドのドングリの木は、
葉っぱとドングリの形から察するに最もポピュラーなドングリ、コナラのドングリだと思われます。
なんだか余計謎は深まった気がしなくもありませんが・・
ドングリの謎―拾って、食べて、考えた
物類称呼 (岩波文庫)