2013年4月28日

粟津潔回顧展

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能登に縁のあるグラフィックデザイナー粟津潔の回顧展が富来の広覚寺で行なわれています。
4月28日の命日に合わせての開催だったそうです。

ポスターや書画、富来で製作された作品の写真等。
著書もたくさん展示されていて、手に取って読むこともできました。
象形文字の研究、デザインに関する本等興味深いもの多数。
27日から29日までの3日間のみの開催だそうです。

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能登の輪島で活動されている塗師の赤木明登さんにお話を伺った、第一回の「のてなお話会」が無事終了しました。
赤木さんの聞き手として人前に立つことになり、緊張して非常に拙い進行でお聞き頂いた方には聞き苦しかったと思いますが、今回直に赤木さんのお話を伺えたことは得難い経験になりました。

「器のことわり」を探ることが赤木さんにとって器をつくるためには必要であること、また同時に「こころざし」を持つことが大事だということを実際に赤木さんが製作する様々な器を例にとって説明して頂きました。
合鹿椀の高台はなぜあの形なのか?という問いに対する赤木さんの見方は、日本のものづくりの方法の秘密に迫るものだったように感じました。今回のお話の続きはレヴィストロースも立ち寄ったという輪島の職人さん達が集まる伝説の飲み屋で是非伺ってみたいところです。

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今回のお話会では、手まつりでもお馴染みの"そば切り仁"さんの手打ちそばと、"なごみ茶屋"さんによる山菜の天ぷらを参加者の皆さんに食べて頂きました。
裏方で盛りつけをするのは手まつりスタッフのみんな。
盛りつけた写真が一枚もない、ということはどういうことでしょう・・

手まつりの記事はこちら↓
http://tematsuri.com/427.html


ものづくりをされている方は必見です↓


漆 塗師物語
赤木 明登



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のてな暮らし展2に引き続いてののて関連イベント、
輪島で塗師としてご活躍されている赤木明登さんによる「のてなお話会」を行ないます。

テーマは「能登で暮らすこと、そして器の起源について」ということで、
塗師として器と向き合ってこられた赤木さんに、あまりにも当たり前の道具として身の回りにある「器」に隠れている、深いその起源を解き明かして頂きます。

まだ席に若干の空きがありますので、お近くでもの作りをされている方、興味のある方は是非お申し込みください。
当日は季節のお楽しみ付きです。



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(交流パーティにて:独歩炎藤井さんの鯛の塩竈)

「のてな暮らし展2」無事終了いたしました。
ご来場頂いたみなさまどうもありがとうございました。
手まつりに参加して頂いている方、クライアントの方、同業者の方、協力業者の方、役場の方、会場のご近所の方、島の方、遠方からはるばる来られた方、ふらっと立ち寄って頂いた方、本当にたくさんの方々に見て頂くことができました。

限られた時間の中でグラフィックからプロダクト、建築まで。製作過程のプロトタイプや現在進行中の図面や模型等まで雑多に並んだまとまりのつかない展示だったかもしれません・・。商品開発とはまたひとつ違った、展示して人に伝えることの難しさをひしひしと感じるとともに、普段はなかなか振り返ることがない自分の仕事の整理にもなり、今後の方向性を考える上でもとても良い機会となりました。

それでも普段は見て頂く機会のなかった島の人達にも、能登デザイン室がどういうことをしているかということを知って頂くよい機会になったように思います。今後も機会があれば何年かに一度はこういう機会を設けたいと思いました。

会場をお貸し頂いた岡田さんご夫婦には大変お世話になり感謝いたします。
今会期中に大往生で亡くなった岡田家の犬のソーラ、海が見える丘で安らかに眠れますよう。



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