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昨年までのて会場に作られてきたスタードーム。
今年はちょっと趣向を変えて、のて会場のゲートを竹で作りたいと思います。

以下はその完成イメージと模型写真。

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今回は七尾市出身で構造設計事務所ASDの田畠さんをお迎えしてワークショップを行ないたいと思います。

竹で作る「のてゲート」ワークショップ
■日時 10月18日(金)9:00〜お昼頃まで 
■参加無料
■応募方法
お電話またはメールにて、お申し込みください。
お申し込みの際は、名前、年齢、性別、電話番号、メールアドレス、所属等をお知らせ下さい。
■申込み&問い合わせ先
のとじま手まつり実行委員会
TEL&FAX 0767-84-1173
Mail: info@tematsuri.com
http://tematsuri.com


2012年7月14日

立山、高山

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先日、建築家の竹原義二さんの講演会が行なわれるということで、友人に誘われて高山まで行って参りました。
東海北陸道に続く能越自動車道も七尾の一歩手前灘浦まで繋がってきているので、
高山くらいなら普段なら特に苦にならない距離です。しかし今回の脚は別の目的もあり特別に借りたトラック。
想像以上のゆっくり旅でしたが、快晴だったこの日は富山湾越しに立山がバッチリ見えて最高のドライブでした。

竹原さんの講演は、竹原さんが心酔する高山の吉島家と日下部家の住宅の解説と、日本の各地でプロジェクトが進行中の使用されていない建築物をリノベーションして「アール・ブリュット」と融合する試みの紹介。自然素材を建築に使用するためのこだわりが随所にみてとれました。
今回は行けませんでしたが、また見に行きたくなりました吉島邸住宅。
(写真は去年6月に行ったときのもの)

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トラックで行った別の目的はまたの機会に・・。






2011年11月24日

天竜杉

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杉を見に、静岡は天竜の森に行ってまいりました。
天竜では建材となる杉を新月伐採、葉枯らし乾燥、天然乾燥、木材のトレーサビリティの徹底など、画期的な取り組みを天竜T.S.ドライシステム協同組合というところがしています。そのメンバーである榊原商店の榊原さんに連れられて、広い広い浜松市の天竜区(区と言えるのか?というような田舎でしたが・・)を案内していただきました。

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ワイヤーを張って間伐材をを運び出すところ。
間伐材といっても樹齢3,40年の杉の木は立派な材料です。

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葉枯らし乾燥を終え、山から運び出してきた丸太を並べて天然乾燥をしているところです。

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榊原さんと丸太に登って遊ぶ息子。
榊原さんも面白がってこの後どんどん高いところへ連れていっていました。

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含水率を計って見せていただくと、辺材でも60%まで下がっています。
切り出した直後は200%くらいあるそうです。
この後製材してさらに乾燥させることで20%近くまで落として出荷しています。

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さて、この年輪の間にある黒い痕は何でしょう。
実はこれ何年も前に枝打ちした後に杉が自分でその傷を皮で覆って治した跡だそうです。
何年かに一度枝打ちをして手入れすることで、製材した時に節が見えない綺麗な材にすることができるのだそうです。

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そして、とても興味深かったのがこちら。
新月に伐採した材と満月に伐採した材。満月の方は割れてしまっています。月の満ち欠けの影響を受けて木の中の成分が違うのではないかという研究がされているそうです。新月に伐採した方はカビもつきにくく、風化もおこりづらいという実験結果があるそうです。そして昔の日本人はそれを知っていて、木や竹も必ず新月の時期に切っていたということ。
稲なども虫が付きづらかったり、味にも影響があるというから驚きです。 

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場所を移動して、森に囲まれた中にある製材所。
整然と材が並び、すべてにバーコードが貼られているのが印象的でした。

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丸太を一気に角材にしてしまう2連のバンドソー。

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プレーナー加工された桧の4寸の柱材。
見た目も本当に綺麗ですが、匂いがまたいいのです。

今、日本の山には木があるにもかかわらず、コストが合わないがために手入れがなされず放置されている山が本当に多いと聞きます。外国から入ってくる安い材に合わせて、国内の材の値段を落とすために手間を省かれ、なおかつそれでも金額が合わずに木を伐ることもできなくなってきているというのが実情だそうです。
手入れをすることで保たれる美しい景色を残すためにも是非とも天然乾燥した日本の木を使いたいところです。


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ところで浜松といえばやっぱり鰻でした。
また鰻を食べに、次回は杉の伐採ツアーに参加しようと思ったのでした。




木とつきあう智恵
エルヴィン トーマ (著)



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