f0237626_9132451.jpg

やきもののまち信楽でデザイナーと窯元が新しい生活シーンの提案をする展示が行われているみたいです。 信楽ライフ・セラミックス展をプロデュースするのはこの間能登島にふらりといらした印南比呂志さん。実はヴェネツィア建築大学の先輩(僕がいた時にはヴェネツィア市長だったマッシモ・カッチャーリの授業を受けていたというのも羨ましい話)ということにも驚きましたが、先日宇治へ行こうと思ったら道を間違えて寄った信楽で見つけた素敵な「shiroio-ie」のプロデュースもなされていたということでひょんな縁を感じたのでした。

そして来週末の14日には高知の梅原真さんと能登は輪島キリモトの桐本泰一さんを招いて談話会を行うということ・・
これは是非行きたいです。
関連イベント:トークショー? 『地域を元気にするデザイン』
ちと遠いけど行けるかな?





ニッポンの風景をつくりなおせ--一次産業×デザイン=風景ニッポンの風景をつくりなおせ--一次産業×デザイン=風景




普段商品開発のお手伝いをさせて頂いている時計メーカー、タカタレムノスから2つの新商品のお知らせ。
どちらも木という題材を扱った形の時計ですが、その表情はそれぞれに個性的です。

_ND72736B.jpg

安積朋子さんがデザインした「cube」。
木のブロックを模したアルミ鋳物による製造ですが、今までのアルミ鋳物というイメージを感じさせない、暖かみのある商品になりました。
商品の印象は柔らかいですが、製造方法はとっても頑固。
キューブの6面すべてに杉の木目を模した凹凸が入り、尚かつ中は空洞で鋳造には中子(なかご)という別パーツが必要となります。
とにかくこの形状をアルミ鋳物でつくるのはとっても難しいのです・・
製造している鋳物の型をご紹介(していいのかな?ダメだったら言ってください・・)。

_ND77498.jpg

まるでピラミッドのように砂の型に埋め込まれた「cube」の型。
木目の一本一本が上下の型からスムーズに外れるような傾斜をつくってあるのです。
自然の木の木目は当然そんな鋳物の都合を考えた傾斜はついていません。
なので、すべての木目を鋳物の型に合わせた傾斜を付けながら再現することに・・
塗装もしてあるのでぱっと見はアルミでできているとは分からないかも知れません。

cube
http://blog.lemnos.jp/?eid=97111


_ND72944.jpg

そして五十嵐久枝さんデザインによる「cake」
厚みのある無垢のタモ材をくり抜いて時計の枠にした、とても贅沢な時計です。
思わず手に取りたくなる木の表情はオイルフィニッシュならではのもの。
今までの商品開発の中では、塗装行程の手間や、汚れに対する消費者の認識の違い等、つくり手や売り場の都合から避けられてきたオイルフィニッシュですが、常に木を生かしたデザインをされる五十嵐さんのお陰で、従来のやり方から一歩踏み出すことのできた時計です。

cake
http://blog.lemnos.jp/?eid=97108


お二人のそれぞれの「木」の時計。
是非お店で手にとってみてください。




誰のためのデザイン?--認知科学者のデザイン原論
ドナルド・A. ノーマン (著)





発売して二ヶ月足らずですが大変ご好評を頂いている"notodesign iPhone case"、ナチュラルタイプの使用後3ヶ月の色合いと、梱包イメージの紹介をHPに追加しました。

_ND76222.jpg

こちらは梱包イメージ。

ついでにaikoの工房内も少し覗き見。

_ND76205.jpg

型で形をつくった後、乾燥中のケースの片面達です。
一番人気のアンバーブラウンが多いですね。

_ND76200.jpg

削り節のような革の削りカス。制作の際、愛子さんが丁寧に微調整をする時にでるものです。

_ND76223.jpg

作業中の愛子さん。

_ND76201.jpg

それぞれにメモ書きしてあるこの白い革の端切れ達は・・
以前ちらっとご紹介したホワイトバージョン、実はまだまだ検討中です。
白の白さ加減をコントロールすることが想像以上に難しく、いろいろと試していただいています。

_ND76206.jpg

こちらは、
愛子さんの旦那さんで木工作家の圭介さんの作品のようです。
竹を伐ってくるところから始まり、細かく裂いて、編む。
その後の漆塗りの仕上げまですべて自身でする恐ろしい人です。
性格は仏のような人なんですけどね。

_ND76207.jpg

ヒョウタンのような、有機的な形を削りだしたお皿も見つけましたよ。
今後どんな作品を作られていくのか、とても楽しみです。




小さな森の家--軽井沢山荘物語





_ND75877.jpg

株式会社タカタレムノスから、無垢のタモ材でつくったカッコー時計が発売されました。

typefaceはデンマークのデザイン事務所Kontrapunktがデザインした「Kontrapunkt」を使用させて頂きました。 クリエイティブディレクターのBo Linnemannさんからありがたいことに快く使用承諾を頂きました。

タモ材の木目の表情、触り心地を大切にするためにオイルフィニッシュとしたのですが、それが仇となり、指標数字がでこぼこの木目の上に全く奇麗に印刷できないという問題が起きましたがなんとか量産ギリギリのところで解決・・
無垢のタモ材を贅沢に使ったカッコー時計に仕上がりました。





悲しき熱帯
レヴィ=ストロース (著)





cover92.jpg

"notodesign iPhone case"メディア初登場です。

bg_ND75727.jpg

一家に1人!木工作家圭介さんの顔も載ってます。



前の5件 1  2  3  4  5  6  7