現在店舗の内装工事をしている物件の店先の土間の仕上げに、
琉球ガラスの洗い出し仕上げを行いました。
というのもそのお店は沖縄の雑貨を扱うことになるお店。
琉球ガラスの品々も販売されることになります。
そこで沖縄のガラス工房の方に相談して、制作の途中ででる破片や、
割れたガラスなどを分けていただくことになりました。
特徴的な泡ガラス、青や赤の色合いがとても綺麗です。
この破片をモルタルに混ぜ込んでいきます。
量はセメント70Kgに対しガラス15kgほど。
左官屋さんは均一に洗い出しを行うには50Kgに対し20Kgほど必要ではないかとおっしゃっていました。
今回はガラスの量を少し控えめに、まばらになるように量を減らしてみました。
しっかりと混ぜ込んでガラスがほぼ見えなくなりました。
コテで下地の上に20mmほどの厚みで塗っていきます。
最初にガラスなしのモルタルを10mm塗っておき、半乾きの上にガラス入りのモルタルを塗りつけ、
上からコテで抑え、しっかりと食い込ませます。
夏の暑い日差しの中、直射日光があたりすぐに乾燥していく場所と、日陰でなかなか乾燥しない場所があるので、
時間差をつけながら左官屋さんは仕上げていきます。
ある程度乾いてきた状態で、頃合いを見計り、表面のモルタルを水をかけながら洗い流します。
すぐ前の道路に流すわけにはいかないので、スポンジでふき取り、バケツに移す作業を繰り返します。
全体を均一に仕上げるのは至難の技です。
黒澤Tシャツを着た左官屋さんが真夏の暑い日差しを浴びながら、
土と一心不乱に対峙している姿が印象的でした。
洗い出しが終わり、ガラスの破片がちらちらと見えています。
乾いてどんな表情を見せてくれるのか、とても楽しみです。
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