東京大学山中研究室が主催する「MAKING MAKE プロトタイプの制作絵巻」を見てきました。
MAKING MAKE
http://www.design-lab.iis.u-tokyo.ac.jp/exhibition/proto2016/
3Dプリンターによるプロトタイピングの製作過程が事細かに、絵巻を模したロールのクラフト紙に過程を追って、アイデアスケッチやコメントがモデルと一緒に描かれていました。
自由な形状がゼロから作れる3Dプリンターの強みを十分に活かし、尚かつナイロン素材の柔軟さという素材の特性も活かしつつ、小さなユニットを反復させることでそれ自体が柔軟性を持つ新たな構造体になるような形状のスタディモデル。
単純なモーターの回転運動からムカデ等、多足類の足の動きを再現するような構造は、実際に足の動きをつぶさに観察することから始まっていて、3Dプリンターによる製作の可能性を見せるにとどまらない、ものづくりの新たな方法の模索を見ることができ、大変刺激的な展示でした。
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