今回の革工房は施主さん一家皆さん職人で手作業を厭わないということで、
塗装に関してはセルフ施工して頂いています。
自分達の工房づくりをやれるところは自分達の手で行なうということと、少なくない施工費の節約にもなっています。
ひと言で塗るだけと言っても実際にはかなりの丁寧さと根気が必要です。
何しろ外壁だけでも塗る面積はかなりのもの、
そしてさらに施主さん達のこだわりによって梁、垂木と外壁の板を別の色で塗り分けることになりました。
これは外注ではかなりのコストアップになってしまうことなので、設計事務所としてもなかなかやろうとは思えないことです。
この日は旦那さんとそのご両親の三人、既に慣れた手つきで見る見るうちに壁が塗りつぶされていきます。
よくみると、お母さんが手にしている筆の細いこと。
マスキングしたキワを丁寧に塗っていらっしゃいました。
こちらが塗り終えた側の外壁。
見事に塗り分けがされていて梁、垂木と外壁のコントラストが眩しいです。
足場をとって全体を眺める日が楽しみです。