小さい四畳半の和室の壁は能登の和紙を貼ることにしました。
能登仁行和紙の遠見さんにこの日は朝から来て頂きました。
仕事がし易いように持ってきた道具を並べて、
和室の中は遠見さんの空間に早変わり。
みていると非常に丁寧で着実な手さばきです。
まず和紙をちょうどいい大きさに水で濡らしながら手でちぎります。
これをカッター等で切ってしまうとまっすぐに切れすぎて和紙の風合いが損なわれてしまうとか。
あとは紙全面にしっかりとノリを塗って決められたレイアウトで紙を貼っていきます。
単純な作業ですが、丁寧さと根気を要します。
僅か四畳半の広さの壁3面と天井1面を貼るのに、
朝から始めて終わったのは夜の7時過ぎ、
途中お昼ご飯をお誘いしたのですが、遠見さんは別に食べなくても大丈夫と、
ずっと作業してらっしゃいました。
見事貼られた能登仁行和紙、
この紙は珪藻土を漉き込んだ紙でよくみると土の塊が所々に見られます。
縁が一定の幅、重ねて貼られていて和紙ならではの風合いです。
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