下屋の屋根は島の板金屋さん、通りの白山さんにガルバリウム鋼板を葺いて頂きました。
一枚ものではトラックで運べるギリギリの長さの鋼板を屋根の下から順番に葺いていきます。
板金屋さん専用の金切鋏。
鉄板が驚くほど簡単に切れていきます。
一カ所一カ所ツカミという道具で丁寧に折り曲げていきます。
曲げる前の鋼板はペラペラですが、折り曲げることで角に強度もでて形が保たれます。
上下に重なって一度折り曲げた部分を、横でも曲げると部分的な重なりは鋼板4枚分を曲げることになります。
0.1mmの材料の違いでも加工のし易さ、仕上がった強度にはかなりの差があるそうです。
屋根の端部を折り曲げた内側にもL字の板をかましておくことで、落ちてくる水滴がなるべく木材にはあたらないようになっています。この部分の出や、鋼板の下がる寸法、見せる材料の厚みの違いによって屋根全体の見え方と耐久性が変わってくるのでとても気を使うところです。
何気ない下屋の屋根一枚にも職人の技術が活かされています。
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