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のてな暮らし展2に引き続いてののて関連イベント、
輪島で塗師としてご活躍されている赤木明登さんによる「のてなお話会」を行ないます。

テーマは「能登で暮らすこと、そして器の起源について」ということで、
塗師として器と向き合ってこられた赤木さんに、あまりにも当たり前の道具として身の回りにある「器」に隠れている、深いその起源を解き明かして頂きます。

まだ席に若干の空きがありますので、お近くでもの作りをされている方、興味のある方は是非お申し込みください。
当日は季節のお楽しみ付きです。



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(交流パーティにて:独歩炎藤井さんの鯛の塩竈)

「のてな暮らし展2」無事終了いたしました。
ご来場頂いたみなさまどうもありがとうございました。
手まつりに参加して頂いている方、クライアントの方、同業者の方、協力業者の方、役場の方、会場のご近所の方、島の方、遠方からはるばる来られた方、ふらっと立ち寄って頂いた方、本当にたくさんの方々に見て頂くことができました。

限られた時間の中でグラフィックからプロダクト、建築まで。製作過程のプロトタイプや現在進行中の図面や模型等まで雑多に並んだまとまりのつかない展示だったかもしれません・・。商品開発とはまたひとつ違った、展示して人に伝えることの難しさをひしひしと感じるとともに、普段はなかなか振り返ることがない自分の仕事の整理にもなり、今後の方向性を考える上でもとても良い機会となりました。

それでも普段は見て頂く機会のなかった島の人達にも、能登デザイン室がどういうことをしているかということを知って頂くよい機会になったように思います。今後も機会があれば何年かに一度はこういう機会を設けたいと思いました。

会場をお貸し頂いた岡田さんご夫婦には大変お世話になり感謝いたします。
今会期中に大往生で亡くなった岡田家の犬のソーラ、海が見える丘で安らかに眠れますよう。



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2013年4月18日

削井工事

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エアーハンマー工法という深井戸の掘削工法です。
岩石を破砕掘削するビットの形状。

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大量の重機が敷地に運ばれてきました。想像以上の大工事。

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コンプレッサーでエアーと水を送り込み、切削した土砂を吹き上げて掘り進みます。

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ø250mmのケーシングパイプも同時に挿入しつつ掘り進むやり方だったのですが、、
予想通り岩盤が固すぎて30mを超えた時点で全く掘れなくなってしまいました。
苦肉の策として、ø150mmのドリルビットだけで掘り進むリスクのある切削方法に変更しました。
作業されていた方もこんなに固いところは掘ったことがないと・・
ドリルビットが欠けてしまって作業の方も苦笑い。

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35mぐらいで水脈にぶつかりました。
吹き上げられる水の量で分かるそうです。
水の色も違います。

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その後40mを超えたところでも別の水脈。

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お茶っ葉を使った簡易的な鉄分の検査。
鉄分が含まれていると水が黒く濁るのだとか・・
どうやら鉄分は大丈夫そうです。
数字は水を取ったところの深さ。

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いよいよ水を上げるためのケーシングチューブを挿入します。

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水脈のある部分にはストレーナーというスリットが空いた塩ビパイプを差し込みそこから水を管に引き込みます。

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最終的には45.5mまで掘りました。
当初の予定では60mまで掘るはずだったのですが。

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簡易的なポンプを設置し今度は揚水試験。

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100l/分の水は余裕ででていました。
水は出てくれたのであとは飲用の検査にパスすればめでたく井戸完成です。
どんな味がするか、この水でご飯を炊いたり、コーヒーを入れるのが楽しみです。



2013年4月18日

槐(エンジュ)の木

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高山のお父さんから頂いた特別な木がありました。
エンジュというなかなか立派な木だったので使う場所を考えあぐねていたのですが、
ようやくいいところを思いついたので七尾の関軒製材所で製材をして頂くことにしました。

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太い木に帯のこの刃を入れる瞬間。
寸法はこれで合っているか、やり直しのきかない作業なのでとても緊張します。

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一皮むくとまた違った木目がでてきます。
どこを残して製材するかで中から節がでてきたり、木目もどんどん変化していくので製材には山師の勘が必要なのだそうです。

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赤身の目が詰まった、とても奇麗な木目がでてきました。
この木をどこに使うかは、、お楽しみです。


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