木製サッシを作るメーカー森の窓に行ってきました。
場所は宝達志水町の山の中、先日の金森鉄工さんといい、近場でも面白い会社がいろいろあるものです。
森の窓では30年前からヨーロッパ方式のガスケットを使った本格的な木製サッシを製作しているそうです。こちらはノルウェーでよく見られる横辷り反転窓、目的に会わせた換気ができ、掃除やメンテナンスも容易に行えるそうです。
驚いたのは材料に地元の能登ヒバを採用していること、地元の原木市場で丸太を買い付け、提携する製材所で加工しているそうです。能登ヒバはかなり暴れる木なのですが、一度板に挽いたものを集成化して枠材に加工することで歪みを抑え、能登ヒバの強みである素材が堅くて水に強いということを活かしているのだそうです。
ほとんどが自社で加工しているため、寸法はほぼオーダーメイド。
またしても採算がとれるのかと勝手な心配をしてしまう・・
ドイツから輸入したという、木屑を圧縮して固形燃料にする機械。
缶詰の形の燃料がコロコロでてきています。
面白いものは何でも採用するという社長の姿勢が見て取れます。
ちなみにサッシの金具等もドイツ製や北欧製を採用しているそうです。
工場の後、改築中の自宅まで詳しく案内して頂いた山本社長。
お宅は築300年は超えて建つ民家にお住まいでした。
なぜ能登からヨーロッパの窓に目を向けてそれを作ろうとしたのか、は聞きそびれてしまいましたが・・。
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