エタブルとは何のことかと思ったら、eatable(食べれる)だそうだ。
エタブルデザイナーの新居幸治さんはうちの奥さんが能登カフェをしていた時分、金沢で桐工芸をされている岩本さんの紹介で泊まりに来てくれたことがあった。 僕はその時どこか島の外に出かけていて、帰りにひょっこり温泉でみんなと待ち合わせて、幸治さんとは初対面で一緒に温泉に入ることになったのです。
ところが彼は温泉に入る準備をまるでしていなかった。
僕は一応手ぬぐいの予備を持っていたので、それを使ってもらおうと思ったのだが、あっさりと遠慮されてしまった。
手ぬぐいぐらい使ってもいいのに、何にもなしで風呂上がりにどうするのかと思いながら温泉に入ったのです。
しばらく一緒に温泉に浸かって、たわいない話をしただろう後に、彼は先にでると言ったか、言わなかったか、上がることにしたらしい。
濡れた体をどうするんだろうと思ってみていると、おもむろに体をブルブルと揺らしだした。
足先から頭まで一通り、そして念入りにブルブルさせた後、何事も無かったかのように脱衣所の方に入っていった。
そのブルブルがあまりにもその場所と時間とに違和感無く行われたので、ああ、そういうやり方もあるんだ、と僕は何となく納得してしまった。
その印象が強くて、以来僕たち夫婦は彼のことをブルブルマンと呼ぶようになった。
その後しばらくして僕らが結婚することになり、Weランドでパーティーを開いた時にもブルブルマンは遊びに来てくれた。そういえば伊豆から軽トラで下道を走って来ていたことにも驚いた。
その彼がeatableの洋服を作っているとは漠然としか知らなかった。
実物もまだ見ていない。
なので今回は是非見に行こうと思います。
エタブルの洋服屋台「山猫軒」
2010年6月25日(金)〜6月27日(日) 11時から18時
会場 岩本清商店 金沢市瓢箪町3-2 Pなし
tel. 076-231-5421
「金沢駅」「武藏ヶ辻」バス停より徒歩10分。
城下町金沢周遊バス「明成小学校前」バス停より徒歩10秒。
エタブルオブメニーオーダーズ
その後、ブルブルが果たして有効なのか確かめる為に、何度かタオル無しで温泉に行って試してみたのだけれど、やはりそれほど効果的でないことが分かった。
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