2013年12月11日

畳納入

DSC_2042.jpg

和室のクライマックス、畳がいよいよ納入されてきました。
縁なしの畳表、<い草>の表情がとても奇麗で草の匂いがします。
横で縫ってとめた<い草>を裏で束ねてあるのでさらに厚みがあります。

DSC_2043.jpg

松本製畳の松本さんがこの日の新聞をいろいろ買ってきてくれました。
何年後かに畳を上げた時に当時のことが分かって面白いのだとか。
うちは床もあがっていて湿気もこないので特に外に出して干したりといったメンテナンスは必要がないだろうということでした。下手をすれば5、60年もつということなので生きているうちに畳はあげないのかもしれない・・

DSC_2047.jpg

そしていよいよ畳。
この畳を入れるのもそう簡単ではありませんでした。
何しろ藁と草でできたものを四角くして並べようというのですから、
ピッタリパズルのようにはいかず、角を叩いたり蹴っ飛ばしたりして全体を調整しながら一枚一枚納まっていきました。

DSC_2052.jpg

最後の一枚も無事納まり、
無事和室の完成と相成りました。





2013年12月10日

和室壁紙貼り

DSC_1944.jpg

小さい四畳半の和室の壁は能登の和紙を貼ることにしました。
能登仁行和紙の遠見さんにこの日は朝から来て頂きました。

DSC_1963.jpg

仕事がし易いように持ってきた道具を並べて、
和室の中は遠見さんの空間に早変わり。
みていると非常に丁寧で着実な手さばきです。

まず和紙をちょうどいい大きさに水で濡らしながら手でちぎります。
これをカッター等で切ってしまうとまっすぐに切れすぎて和紙の風合いが損なわれてしまうとか。
あとは紙全面にしっかりとノリを塗って決められたレイアウトで紙を貼っていきます。

DSC_1932.jpg

DSC_1934.jpg

単純な作業ですが、丁寧さと根気を要します。
僅か四畳半の広さの壁3面と天井1面を貼るのに、
朝から始めて終わったのは夜の7時過ぎ、
途中お昼ご飯をお誘いしたのですが、遠見さんは別に食べなくても大丈夫と、
ずっと作業してらっしゃいました。

DSC_1962.jpg

見事貼られた能登仁行和紙、
この紙は珪藻土を漉き込んだ紙でよくみると土の塊が所々に見られます。
縁が一定の幅、重ねて貼られていて和紙ならではの風合いです。



DSC_2028.jpg

12月15日に、能登デザイン室兼自宅の完成見学会を開催することとなりました。

構造材、1Fフローリング等に能登の地材「アテ」を使っているため、「アテイエ」と名付けました。

「アテイエ」完成見学会 〜予約制〜

日時:12月15日 9:00〜16:00
場所:七尾市能登島曲町
予約方法:電話、FAX、メールにお名前、連絡先、希望時間をお知らせ下さい。
予約時間:9:00〜、9:30〜、10:00〜、10:30〜、11:00〜、11:30〜、12:00〜、12:30〜、
     13:00〜、13:30〜、14:00〜、14:30〜、15:00〜、15:30〜
予約先:アオイ建設株式会社
    TEL 0767-52-2502 FAX 0767-52-2522
    Mail info@aoi-kensetsu.jp

もしくは、能登デザイン室迄メールを頂いても大丈夫です。(info@notodesign.jp)
予約制ですので、希望時間等早めにご連絡頂ける様お願い致します。
    
見学会のチラシはこちらです。(クリックするとPDFが開きます)


ateie20131215.jpg

2013年12月 9日

畳表

自家製藁2年分で作ってもらった畳床。
今度は畳表の作業です。

今回畳の制作をお願いしたのは、七尾市内にある松本製畳さん。

私達の、無謀な藁持込み計画を心良く承諾してくれた、好奇心溢れる畳屋さんです。

そして、畳表もせっかくなので手縫いしましょう!というご提案を頂き、さらには家族全員で縫ってみませんか?というお話も。

松本製畳さんでも、今では手縫いをすることはほとんどないそう。
そのため、職人学校でその技術の習得をしているのだとか。

DSC_1622.jpg

まずは、畳床のサイズを切り揃えます。

DSC_1625.jpg

DSC_1635.jpg

畳表となる国産い草に、しっかりと折り目を付けていきます。

DSC_1609.jpg

DSC_1664.jpg

DSC_1716.jpg

畳表を畳床にのせ、仮止め。


DSC_1702.jpg

そして、縫う作業が始まります。
畳床は藁がかなり圧縮されて出来ている為、とっても堅いのです。
そこで、こんな道具がありました。
太い針と、手の平に梁が食い込まない為のクッション。

これを使ってまずは四隅から縫い始めます。
そこを、私達家族がさせて頂きました。

子供達と。
職人さんの指導のもと、父親が縫い、長男が叩く。
次男は見るだけ。

DSC_1686.jpg

かなり大変な作業の、ほんの一部だけを手伝わせて頂きました。
とても良い記念。

この畳が工事の大詰めに現場にやってくるのです。


DSC_1615.jpg

道具に惚れ惚れ。


2013年11月21日

左官工事

先々週と先週、左官工事が行われていました。

使ったのは、シラスで出来ているという"中霧島壁"です。
注目していた素材だったので、実際に我が家で体験してみたいなと。

湿度調整、匂いの吸収等、機能的であり、住むのが楽しみな壁となりそうです。

(ただ、我が家には怪獣が二匹いるので、荒らされないかが心配ですが、、、その辺は最初からあきらめましょう)

DSC_1422.jpg

下地一面に塗ったパテ(ピンク部分)の上に、中霧島壁の下塗り。
左官屋さんの手の動きは実に滑らか。

DSC_1427.jpg

上塗り。
いろんなテクスチャーをつける事が出来るのですが、我が家での仕上げはマットな感じにしました。

DSC_0494.jpg

コーナー部分には神経を使った様です。

DSC_0489.jpg

ウッドデッキを作る大工さんと、壁を塗る左官屋さんの二重奏。

DSC_1405.jpg

こちらは、上塗り担当と、下塗り担当の二重奏。

技術のある職人さんがまだまだいる事に感謝です。

(タグチ)
前の5件 4  5  6  7  8  9  10  11  12  13  14