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今年もいよいよ田んぼの季節が始まりました。

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昨年イノシシに無残にも壊された田んぼの畦、今年はイノシシとの戦いにもなりそうです・・

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台風の時に畦が決壊することもあったので今年は水路を広げつつ、畦の幅も厚くし、高さもなるべく高く盛っていきます。
畦を高くすることで水をたくさん貯めることができ、苗を深水で育てることができます。

参考にしている本「良食味・多収の豪快イネつくり」によれば、深水(水中栽培)の効果は

1. 初期の寒さ、風からイナ体を守り、消耗を少なくする「梅雨までは稲に水の着物を着せて育てろ」と昔から言われている
2. 地温の日較差が少なく、特に夜の地温が安定する
3. 根の身長がよく、吸肥力が大きくなる
4. 分けつはゆっくりとなり太茎になりやすい
5. 還元状態が安定し地温も高いことから、リン酸やケイ酸の肥効があがる。特にク溶性リン酸の肥効が期待できる
6. 浅水に比べて水からのケイ酸の供給が増大できる
7. 有効茎歩合を高めることができる
8. 障害型冷害を克服できる
9. 除草剤の効果があがり雑草を抑制する
10. 水によって植物伸長ホルモン、抑制ホルモンの高利用ができる
11. 生ワラ鋤き込みのガス害がでない

だそうです・・

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隣の田んぼとの境は、畦から山の冷たい水が絶えず染み出してきていて、去年の苗の生育が悪かったので思い切ってこちら側も水路にして内側に畦を作りました。
田んぼの面積はかなり減りますが、田んぼの中の水量を調節できるようにすることで思い通りの田んぼ作りができるようになればと。

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帰り道、のて農の畑前を通ると、遠くに立山が夕日に照らされているのが見えました。


2014年9月29日

9/28, 29 稲刈り

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いよいよ稲刈り。
借りるはずだったバインダーが故障して使えなくなったので例年通り手刈りです。
友人家族が手伝いにきてくれました。

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水はけの良い谷側は地面が乾いていて刈りやすかったです。

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藁での縛り方もやればやるほど慣れてきました。
子供達は勝手に遊んでいます。

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お兄ちゃんとお姉ちゃんが稲を運ぶお手伝い。
ちょっとづつ戦力になってきたのかな・・
下の子達は邪魔にしかなりません。

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今回はハザを掛けるフレームをウッドデッキ材の余りで作ってそこに竹を渡して稲をかけました。

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一方山側、こちらはひどい状況でした。
イノシシに踏み荒らされて稲が土にまみれています。
イノシシが入ったところは匂いがついてしまい、お米も食べられないくらいのひどい匂いだそうです。機械で刈ると他の稲にも匂いがうつってしまうくらいひどい事になるそうなのですが、その場では匂いは分かりませんでした。
しかし念のためイノシシが入っていそうなところは全て刈り取るのをやめました。
全体の4分の1から3分の1くらいは刈れませんでした・・

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大きい足跡(左上)と小さい足跡(真ん中)。
ウリボウの足跡はハート型で可愛いのですが・・

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稲の株はとっても立派に育っていました。
茎は30~40本くらいに分ゲツしています。
今回は手植えで1本づつ植えていったので、1本(籾一粒)が30本になったとしたら、
一本につき100粒の米ができるとすると3000粒!
お米1粒から約ごはん一杯分という事になるのでしょうか!?

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稲刈り2日目は事務所のメンバーで作業です。

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稲の束をくるっとまわして縛ります。

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ハザ掛けは中の風の通りも考えて当初の4列から3列に変更。
約3メートルのハザ掛けが24本分+両端の余剰分。
3メートルに約30束、一束約5株とすると2880株。
イノシシのせいで刈り取る稲が大分減ったので、全体では5000株くらいだったでしょうか。

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ハザ掛けの様子。

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含水率は19%前後(18.9の9が消えていますが)、晴天が続いていたのでかなり乾いています。
ここから15%まで落としてから脱穀します。

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台風が心配の種ですが。
なんとか稲刈りは無事終了です。

2014年9月19日

9/19

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すっかり秋の気配の田んぼ。
周りの田んぼはほとんど刈られてしまい、稲が残っているのはうちの田んぼだけ。

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大分穂が垂れてきています。

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山側に近い方ではよく見ればあちこちイノシシに入られたように荒らされています。
他に稲が残っている田んぼがないので余計に入られているのでしょうか・・

2014年9月13日

9/13 イノシシ

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なんと、異常に部分的に稲が倒れて土にまみれていました。

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恐れていたイノシシの足跡発見。
昨年能登島に親子三匹で海を泳いで渡ってきたという噂は聞いていたものの、
実際に目撃した事はまだありません。
土の凹み具合から見てかなりの重量のイノシシのような気はします。
ショックです・・

2014年9月 2日

9/2

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上の田んぼとの畦近くは水はけが悪く、成長も悪い。

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稲の生育が悪いので、下草にも日光があたり成長著しいです。

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一方水はけの良い反対側は稲穂が垂れてきていました。

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